[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。




「ん、んぁ、あ、ふ―――」
 アタマが朦朧とした。ルキーノの上で身をよじる。
 うつぶせの格好で抱えられて、がっちりと腕の中に閉じ込められている。後ろでは長い指が思う様暴れていた。自分も仰向けに寝転がっているのに、器用な男だ。
「ね、も、いいから……んあぁ、」
「何が、いいんだよ?」
「も、大丈夫だから―――ぁっ、ひ、」
 ぐにぐにと内壁を押されて声が裏返る。たぶん中はもう爛れてぐずぐずだ。気まぐれにいりぐちをなぞる二本目の指に吸い付くのがわかって、恥ずかしさで死にそうになる。
 それでもルキーノはその体勢を変えようとしない。俺は半ばやけくそ気味に言った。
「挿入れていい、って、ぁあ―――言ってんだよっ……!」
 ああ、くそ、こんなんじゃ挿入れて欲しいみたいじゃねーか!
 ルキーノの肩口に頬を押し付けて、ぎゅっと唇を歪ませる。
 だが俺の決死の言葉はあっさりとはねつけられた。
「挿入れない」
「なに言っ―――ぁ、あ、あ、やだ、」
 周辺を這い回っていた二本目の指が、無理矢理に中に入ってくる。押し込まれた指をそろえて抜き差しされると、本当に突っ込まれているみたいだった。
「や、―――ルキーノ、っ」
「ん。いいツラだ。そそるぜ」
「はぁ、あ、ばかや、ろ……だったら、ぁっ」
 続きを口にしようか逡巡した俺に、にべもない一言が返ってきた。
「駄目だ」