せり上がる圧迫感に、ベルナルドの肩に口元を押し付けて耐える。独特の乾いた汗の香りに頭がぼんやりして、小刻みに揺さぶられながらじわじわ押し入られると、勝手に唇がほどけた。
「ぁ、あっ、ベル、ベルナルド、だめ、」
「ん……? 足りないって?」
「ちが……っ、や、も、違う、から、だめぇええっ……」
力の入らない手で制止を訴えると、異変を察したらしいベルナルドは意外とすんなり動きを止めた。眉を寄せて顔を覗き込まれる。
「―――痛かったか?」
「……っ違う……っ」
「え、じゃあ……?」
あまりにどうしようもなさすぎて言いたくなかったのだが、その顔があんまり不安そうだったので、俺は小声で呻いた。
「も、動いたら、イくから……ちょっと待って―――」
ベルナルドは、聞こえなかったかのように一瞬黙り込むと。
ものすごいニヤけ顔になって、こともあろうか俺のペニスをきゅっと握った。
「や、ゃ、やあっ―――!?」
「ああ……、っ、すごいな、もうイってる?」
「ふあぁあッ、そんなしたらほんとに出る、っ……!」
「いいよ、ほら―――」
「よ、くない……っ」
懸命に堪えてるのに先っぽから漏れてるのが自分でもわかる。出したいのと我慢したいのが下腹部で渦巻いて、勝手に腰が揺れた。それでまた擦れてわけがわからなくなる。
「俺だけ、は、イヤだ……」
「――――」
ああ、また何か余計なことを言ったかもしれない。
俺がそう自覚する前に、ベルナルドは、ぐ、と握りこんだものの根元を押さえつけた。
「ひ―――ッ……!」
「悪い、じゃあ……もう少し待って。こうしてれば……出ない、だろう……?」
「んっ、ぁ、う、だめ、やあ、出っ……」
逆効果すぎる。握られてびくびく波打つ肉塊から、途切れ途切れに液体が噴き出す。一気に吐き出せない分、苦しくてじれったくて頭がおかしくなりそうだ。おまけにベルナルドが動きを再開したものだから、後ろを擦られて強烈な快感が走る。
「ふぅうぅっ……離して、も、だめ……」
「でも……一人ではイヤなんだろう?」
「ん、やだ……っ……でも、でももぉ出てる―――ベルナルド、ベルナルドぉ、まだ? なぁ……っ」